2017年6月28日

解析システムで都議選を読む!

みらい研DBシステムにあるトレンド解析を使って都議選直前の各政党の評判状況を分析してみた。
この分析が正しく都議会選挙の結果に反映されるかは不明だが世論の目安として考えてみたい。なお、調査は6月28日16時の時点での評判状況で行なっている。
自民党は、直近の24時間で18551件のツィートがあり、男性の40代に話題が集中していた。また、ネガ・ポジ判断ではネガがポジの倍近くあり、最近の報道にもよるのだろうが批判的な評判が多くなっていることがわかる。なお、安倍首相や安倍内閣などのワードではポジティブな評判が多かった。
民進党は、15651件のツィートで自民党より話題数は少ないが、ネガがポジに比べて4倍と深刻な数字となっている。これは蓮舫代表も同じような数字となっている。
都民ファーストはツィート数は自民党の半分となるが、ポジ11.1%に対しネガ17.69%となっている。この数字を見ると意外にネガなものが多いのではと感じる。小池都知事がネガ5.83%に比べてポジ20.56%と圧倒的にポジティブな評判になっているのに連動していないところが興味深い。
公明党はツィート数は少ないがポジがネガの倍近くありSNSでの評判はすこぶる良い。共産党も同様で、ツィート数は都民ファーストより多く、ネガよりポジ発信が多い。他の政党に関しては割愛させてもらう。
SNSの活用では今回の都議選では小池都知事がダントツであり、候補者はSNSを思ったほど発信していないようである。無党派が多い都議選ではSNSの活用が有効な手立ての一つと思うが、その効果を十分活かしきれていないのが残念である。
今回は、特別なフィルターをつけず純粋にSNSの評判状況のみで各政党のチェックをしてみた。この数字を見ると自民も厳しいが都民ファーストの勢いもイマイチなのではという感じがする。自民党と民進党で減らした議席を都民ファーストが得て、公明党と共産党は善戦するという構図なのだろう。小池都知事の勢力が議会の過半数を得ることができるがどうか注目されるが、いずれにせよ民進党には厳しい結果が出るのではという感じがする。あくまでもSNSのトレンド解析を活用した今の時点での予想である。果たして実際の選挙の結果はいかに…?