石破茂自民党元幹事長が会長を務める「水月会」の第3回セミナーがホテルニューオータニにて開催された。無我無心の境地から命名されたという水月会は所属の議員こそ19名と少ないが一騎当千の強者揃いとのこと。会場は2,000人を超える参加者であふれ、総裁候補として期待の高い石破氏の話しに大いに盛り上がった。
石破氏は、自由民主党は憲法改正を目指す政党であり、自助・共助・公助をつくり、財政の健全化と成長を目指す政党である、との見解を示し、総裁選へ向けて水月会は、政策に強い、感情に流されない、どこで何があるかわかる、選挙に強い、集団でありたいとの覚悟を語った。さらに、領土を守る、国民を守る、主権を守る、を基本原則とし、安倍政権の成果を認めつつ、日本の稼ぐ力を取り戻すには少量高付加価値に道を求め、付加価値を高める手法は民間の知恵に委ねる意識変革と、厳しい物事に対しても正面から正々堂々問題解決に向き合いたいとの考えを述べた。セミナー終了後は党派を超えた来賓が多数駆けつけ石破エピソードで盛り上がったパーティーとなった。