2017年8月3日
高村自民党副総裁、朝食勉強会にて
本日の内閣改造に先立ち自民党副総裁に再任された高村正彦先生の恒例の朝食勉強会が京王プラザホテルで開かれました。
高村副総裁は、今回の内閣改造では外務大臣が劇薬であり吉と出るか凶となるか少し心配だとしながら、河野太郎外務大臣は英語で商売ができるほど英語力があり、論理は正確で舌鋒鋭いのが魅力だが、相手に対し100対0で勝つという傾向があるので、外交は49対51で勝つのが秘訣だからその辺りを踏まえれば優れた外務大臣になると、冗談を交えながらも高い評価をしました。
安部総理に対しては、憲法改正は党に任せて総理は経済優先を寛容と忍耐で進めてほしいと注文をしながらも、外交、安保でこれだけよくやっている総理はいないとし、平和安全法制は海外との関係構築に非常にプラスに働いており、トランプとの関係も含めて今の安倍外交は全てがうまく機能していると評価しました。空想的平和主義では平和外交は進まない、アメリカの打撃力が日本にとっては最大の抑止力であることを理解すべきであるとのことでした。
憲法問題では、子どもの教科書に自衛隊が違憲との指摘があるのに、今の憲法のまま自衛隊が合憲だと解釈させるのは無理があるのではないかと指摘し、教育の無償化については、安倍総理は経済的理由で高等教育を受けられない人はなくならなければいけないと発言しているのであり、教育無償化とは言っていないとし、高等教育の無償化をできるほどわが国には財源がないので、総理が発言したように経済的理由で高等教育を受けれない人を救済できるようなプログラム規定を設けるべきだとの見解を示しました。