2021年11月10日
特別国会が招集
本日、特別国会が召集された。朝の閣議で第1次岸田内閣が総辞職し、午後の衆議院本会議で議長、副議長を選出後、衆参両院で首班指名が行われる。
特別国会は、常会や臨時国会とはルールが異なり、総選挙30日以内に開かれる国会のみを称する。天皇陛下や外国の国賓以外は使わない国会の中央玄関を開門し、当選した議員は中央玄関から初登院し、議員バッジの交付を受ける。
新人議員は98名誕生した。会期は3日間となり、本格的な論戦は12月に予定の臨時国会からとなる。
首班指名で第101代内閣総理大臣となる岸田総理は、直ちに第2次内閣を発足させる。従って、第100代内閣総理大臣の在任は過去最短の38日となった。
総選挙で与党は293議席を確保し、立憲や共産は議席を減らした。議席を伸ばした維新や国民が存在感を示す中で、対話を重視する岸田総理が、今後国会とどのように向き合うに注目したい。
岸田総理が目指す政策は野党の政策と重なる部分も多い。野党の考えも十分に聞いた上で、できるだけ多くの人が納得できるような議論をしてほしいと思う。総選挙の民意に応えた、国会論議に期待したい。