2018年12月12日
河野外務大臣、東アジア情勢について語る!
赤坂アプローズスクエア迎賓館で開かれた竹本直一衆議院議員の親睦クリスマス忘年会に河野外務大臣が講師として登壇、東アジア情勢について語った。
河野大臣によると、大臣就任後初めての会談を前にマニラの外務大臣から、電話1本で用事を済まさず足を運んでちゃんと向き合って交渉するようにと言われたことが外務大臣としての行動に大きく影響しているとのことだ。それがきっかけで出来るだけ多くの国を回るように心がけており、そのために専用機も必要だと要求したが予算は却下されたとジョークを交えて話した。
一番時間をとられているのが北朝鮮問題であり、トランプ・金正恩対談以降進展がないのが現実であるとのことである。制裁逃れが巧妙になっており、北朝鮮に対しては仮想通貨をきちんと抑えることが重要であるとの認識も示した。
韓国の外務大臣とはお互いの就任時期が近かったこともあり、親しく未来志向で話しを進めていたが、徴用工裁判の関係で今は残念ながら後ろ向きになっているとのこと。しかし、これからもしっかりと会話を続けていきたいとのことである。
日露については、交渉に関わることは語れないとしながら、戦争状態の解消、賠償問題の解決、国境線の確定が平和条約締結には必要で、現在国境線の確定のみが残っている問題であるとの認識を示した。
日中については、タイミング良く関係改善の時期に外務大臣に就任したのでこのチャンスを活かしたいとのことだ。
日米は安倍トランプで非常に良い関係で連絡を取り合っており、バレンタイには2人で1時間半近く話しあっていたという。日露も安倍プーチンは親密で頻繁に会談を開いているとのことである。最後に、大阪万博実現の最大の功労者である同期の竹本先生と共に日本の外交力強化に頑張りたいとの抱負を述べ話を締めた。