2018年5月8日
国会正常化といえども…
大島衆議院議長の仲介で、審議拒否を続けてきた野党と与党が歩み寄り19日ぶりに国会が正常化した。また昨日は、民進党と希望の党の合流による新党「国民民主党」が誕生した。しがらみのない大胆な改革を築くとした「希望の党」はしがらみだらけでわずか半年足らずで解散してしまった。まさに『失望の党』である。野党結集は小異を捨て大同につく覚悟が必要であるが、主張が激しくぶつかりあいなかなかうまくいかない。国民民主党には民進党と希望の党から62名が参加、47名は新党結成に参加しなかった。結果として野党はさらに細分化された。野党連合が漂流していては彼らの目指す政権交代は夢で終わる。本日は李克強首相が初来日、日中交流にも明るい兆しが見えてきた。北朝鮮問題や中東問題も重要だ。国外へ目を向ければ日本がいま重要な立場にいることは明らかだ。国会も残すところ1ヵ月半となったが、野党議員も自らの責任をしっかり受け止め、正々堂々国政の場で議論をして欲しい。日本の将来は国民の負託を受けた国会議員に委ねられている。国民の信託は正しい行動からのみ生まれる。