2015年7月5日
明治日本の産業革命遺産が世界遺産に
明治日本の産業革命遺産がようやく世界遺産への登録が認められた。8県11市23施設が対象となる。日本では19件目の世界遺産となる。同じく韓国の百済歴史遺跡地区も世界遺産として認められ韓国では12件目の世界遺産となったが、明治日本の産業革命遺産を巡っては最後まで日韓両国の調整が難航し後味の悪い結果となった。
両遺産とも日韓の発展と交流の歴史でもある。歴史の発展には光と影があるが、日韓両国の主張は自らの立場を光におくか影におくかで異なる。両国の交渉担当者にはそれぞれお互いの主張があるのだろうが、両国間の長い歴史とお互いの交流と発展を考えるのであれば、この問題を政治問題に置き換えるのではなく、両遺産を通じてお互いが理解しあえる環境を作り出すことが重要であると考える。二つの世界遺産が発展と平和の懸け橋となることを祈る。