2018年12月5日

石田総務大臣の定例勉強会

石田総務大臣の定例勉強会である。大臣が最後まで出席できないため、講師は大石久和元国土交通省技監となった。
テーマは「危機感のない日本」の危機、とあり、転落途上国となった日本ではイノベーションが生まれづらく、IT投資も進まないため、危機的状態にあるとのことだ。さらに、東京一極集中から脱却できず、インフラ投資も減っていることから、経済成長が20年間なく、そのために熱意ある社員が減ってきているのは憂慮すべき事態とのこと。
財政再建の特効薬は、増税、歳出削減、財政支出のいずれかだが、財務省は財政危機を煽り緊縮財政にしたため借金がさらに増えるという負のスパイラルに陥っているのだとのことである。
経済成長を目指すには、財政再建至上主義をやめ、質の高いインフラ投資や研究開発を加速させることが重要であり、経済学者やメディアに騙されることなく大胆な財政出動を行なうべきであるとのこと。国交省OBの面目躍如、データを基にしたわかりやすい説明であった。
何が真実であるか見極めることが重要である。今日の話を肝に銘じたい。

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