2017年12月8日

特別国会が閉会

特別国会の会期は明日までだが、明日が土曜日のため本日で閉会となる。国会では、衆・参の各委員会で閉会中審査の手続き等が行われた。
本日は天皇退位の日程が閣議決定され12月1日の皇室会議の議事概要も公にされた。これで天皇陛下の退位が2019年4月30日、新天皇即位が5月1日に決定した。5月1日を祝日とすると再来年のゴールデンウィークは10連休になるようだ。
夕方の臨時閣議では、新しい経済政策パッケージと平成30年度予算編成の基本方針が決定した。GDPが7四半期連続でのプラス成長となり徐々に明るい兆しも見えてきた。今回の改定値を年率換算にする2.5%となるが、さらに一層の景気刺激策が求められる。
平成30年度予算編成へ向け、来週は交渉の山場を迎えるが、アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と承認したことで、北朝鮮情勢に加え中東情勢にも不穏な空気が漂ってきた。エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教が聖地とし、国家のみならず、民族、宗教的にも大きな影響が出る地域である。アジア歴訪を終えたトランプ大統領がまさかこのタイミングでこのような決断を下すとは驚きだが、大きな波乱とならぬことを祈るばかりである。