2017年8月10日

農水省の平成30年度概算要求へ向けた動き

農水省は、平成30年度農林水産関係予算概算要求の主要事項案として、「農林水産業・地域の活力想像プラン」等に基づく農政改革を着実に実行するとして以下の7項目を重点的に取り組むとしている。
具体的には、「担い手の農地集積・集約化等による構造改革の推進」、「水田フル活用と経営所得安定対策の着実な実施」、「強い農林水産業のための基盤づくり」、「農林水産業の輸出力強化と農林水産物・食品の高付加価値化」、「食の安全・消費者の信頼確保」、「農山漁村の活性化」、「林業の成長産業化と森林資源の適切な管理」をあげ、農地集積・集約化では農地中間管理機構との連携や多様な担い手の育成、経営所得安定対策では直接支払い交付金の十分な確保や高収益農業への転嫁・収入保険制度の実施、基盤づくりでは攻めの農林水産業に資する関係施設の整備や戦略的技術開発、輸出力強化では戦略的プロモーションの展開や6次産業化、食の安全では高品質な生産資材の供給や産業動物獣医師の育成・確保、農山漁村の活性化では農泊の推進や農福連携、林業の成長産業化ではCLT等の開発・普及や公共建築物等の木造化・木質化、などを進めるとしている。