政府観光局によると、去年１年間に日本を訪れた外国人旅行者は推計で1,973万7,400人となり、これまでで最も多かったおととしの1,341万3,467人から632万人余り増え過去最高を更新しました。
国や地域別では、中国からの旅行者が最も多く、おととしより２倍以上増えて499万3,800人となっております。これは、円安傾向が続いたことや、中国人向けビザの発給要件が去年１月から大幅に緩和されたことなどが主な要因と思われます。
去年１年間の海外へ出国した日本人の数は1,621万2,100人であり、大阪万博が開かれた昭和45年以来45年ぶりに入国した外国人旅行者の数が出国した日本人の数を上回りました。政府が目標としている2,000万人達成は予定より大幅に早く実現しそうですが、受け入れ態勢の強化や宿泊施設の確保など課題も多く、さらなる政策出動も必要と思います。目指すは3,000万人、観光関連産業は今後も注目の産業です。