2017年2月13日

日本の出番、祖国は甦る

本日開催された猪口邦子参議院議員の政経セミナーの講師は国際政治の分析で定評の青山繁晴参議院議員、テーマは「日本の出番、祖国は甦る」としてわが国のあるべき姿に深く切り込み、日本の成長に関して以下の発言をしていますのでご参照下さい。

注目の第一はメタンハイドレード。日本海はメタンハイドレードの宝庫であり日本は資源大国になる可能性があるとのこと。日本海側のメタンハイドレードは表層型でCO2排出が少なく燃焼効率が良いため低コストで製造可能である。経産省は太平洋側のメタンハイドレードの開発を進めているが、太平洋側のメタンハイドレードは砂層型で発掘に膨大な費用がかかるため、コスト高でエネルギーとして疑問がある。しかし、海外は日本がコスト高の開発をしているので安心して様子見しているとのことです。また、北方領土にも再良質のメタンハイドレードが大量に眠っているので、ロシアとは一緒に開発をやるというアプローチをしていかないと北方領土を手放すことはないだろうとのことでした。
次は農業。農業は日本のお荷物ではないので、政府は大規模経営への支援より零細農家が工夫した高品質の農産物をどのようにしたら世界に売り出せるかを真剣に考えるべきで、このような支援により農業は希望の産業となり魅力ある産業になりうるとのことです。
最後は自動車産業。自動運転は日本が誇る技術でありその技術力は世界トップクラスなので、アメリカと協力して技術開発を行なえば、自動車産業はインフラを含めた大型の成長産業になるだろうとのことでした。
青山氏によると、政府がこのような分野に集中して支援を行なえば本当のアベノミクスが生まれ、日本は成長を続けることが出来るとのことです。

外交問題では、北朝鮮問題は緊迫する可能性がある、安倍外交の基軸は地政学であり中国がもし崩壊した時のソフトランディングをどうするか、ロシアとの関係がなぜ重要なのかなどの示唆に富む話しもあり、大変勉強になるセミナーでした。

また、主催者の猪口邦子先生からは、軍縮の議員連盟の会長を務めることになったとの報告があり、核軍縮に向けた活動を政治家として続けていきたいとの決意が述べられました。

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