2019年7月22日

参院選は与党の勝利!

2019年の参議院選挙が終わった。亥年の選挙は与党に不利と言われるが、蓋を開けてみれば改憲勢力が3分2を割ったとはいえ、与党は過半数を超え安定多数を得た。当初の予想からすれば善戦と言える。その上、改憲の議論を否定しない勢力も3分の2は超えている。

立憲民主党は2年前の衆院選ほど勢いがなかったとはいえ大幅な議席増、1人区の選挙区では野党統一候補が善戦し、政治の安定を期待しながら政権の暴走は防ぎたいという国民の微妙なさじ加減が結果に出たということではないだろうか。

れいわ新選組やNHKから国民の権利を守る党などが議席を獲得したことも注目だ。野党に過度の期待はしないが政治の閉塞感はなんとかしてほしいという国民の現状に対する不満が多様性のある選択を行なわせたとも言える。れいわ新撰組は党首が自らの議席を後回しにしながらも重度の障害者を特定枠に据えて2名当選させた。この流れを維持できれば次回衆院選で台風の目となるかもしれない。

与党は今回の選挙の結果を踏まえ、丁寧な上にも丁寧な政治を心がけてほしい!