2018年8月8日

前五輪担当大臣が語る2020年大会へ向けた取組

遠藤利明前五輪担当大臣の朝食勉強会が都内のホテルで開かれた。会では初代五輪大臣として組織委員会のメンバーでもある遠藤前大臣による東京オリンピック・パラリンピックへ向けた取組状況などが語られた。2020年大会へ向けた暑さ対策、テロ対策、輸送対策、選手対策などとともに、今大会のレガシーはハードではなくユニバーサルデザインやSDGsへの取組、低炭素社会へ向けた取組であるとのことだ。そのためにはサマータイムの実現が重要であるとの認識を示したうえで、直近のサマータイム実現へ向けた取組などについて語った。
その後、政治アナリストである伊藤惇夫氏から、自民党総裁選へ向けた政治の動向や野党の現状をタイトルとした講演となった。伊藤氏によると、安倍三選の可能性は極めて高いが、長期政権に対する飽きと副作用が安倍政権にとってのアキレス腱となるとのこと。政界は一寸先は闇なので総裁選までに何が起きるかわからないとともに、三選後も来年の参議院選挙が重要であるとの認識を示した。野党は、細切れでバラバラな方向にあるためなかなか国民の支持を得ることができない、今の現状では期待できないが政権交代がなくとも政権与党が緊張感を抱くような環境を野党は作るべきであるとの持論を展開した。

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