2016年12月31日

今年一年を振り返って…

2016年も本日が最後となりました。日経平均が5年連続の上昇となり 、バブル崩壊後としては最長、年末としては20年ぶりの高値となり、更なる上昇を期待する声も多く聞かれますが、トランプ米大統領の就任後の政策期待で牽引された部分もあり、波乱を残す相場となっています。
最近はアベノミクスに不満の声も聞かれますが、2012年の安倍内閣発足以来連続の上昇は着実に成果を残している証左と言えるのではないでしょうか?来年は果たして…?

日本みらい研の2016年は、データベースや国際交流などで事業が大きく成長した「成」の年でした。来年はこれらの事業の進化を目指し大きくはばたく「翔」の年にしたいと思います。

イギリスのEU離脱が国民投票で決定し、フィリピンではドゥテルテ大統領が就任、アメリカではトランプ大統領の当選と今までの常識とは異なる結果となる選挙が続きました。来年以降の各国の国政選挙への影響も予想され国際情勢が不安定になるのではという心配も出てきました。テロと難民問題も深刻です。2017年は世界の動きに目が離せません。

8年ぶりの日本でのサミットは伊勢志摩で開催されました。今や安倍首相は国際社会で抜群の存在感で各国首脳と直接コミュニケーションをとれる数少ない指導者の1人ではないでしょうか。不安定な国際社会における調整役としてその手腕が問われる2017年になるかもしれません。

オバマ大統領の広島訪問、安倍首相の真珠湾訪問は、トランプ新政権にも影響を与える日米新時代の関係構築にとって重要な出来事であったと思います。プーチン大統領との日露関係の構築も今の時点ではマスコミの評価は芳しくないですが水面下では大きな変化を促した歴史的な交渉だったと思います。

リオのオリンピック、パラリンピックにおける日本選手の活躍は目を見張るものがありました。4年後の東京オリ・パラが楽しみです。開催都市である東京都の小池新都知事の手腕にも期待します。

災害対策、我が国の大きな課題の一つです。今年は熊本地震や台風10号、博多駅前道路陥没、都内大停電、糸魚川大火など大災害が続いた年でもありました。災害対策と予防措置としてのインフラ整備は国政の重要課題です。

ニホニウムの発見や大隅教授のノーベル医学・生理学賞受賞は今年も私たちに大きな喜びと期待を与えてくれました。今後も日本人研究者の活躍を期待します。

2017年が皆さまにとりまして佳き年となりますことを祈念し、年末の挨拶とします。