連日の新型コロナウイルス報道であるが、日本の感染者数は中国、韓国や欧米などに比べ緩やかである。1月下旬に国内で感染者が確認されてから2ヶ月になるが、爆発的な拡大には至っていない。

中国や韓国、イタリア、イラン、欧米などで爆発的に感染者が増えているのに比べて対照的である。当初大騒ぎをした割に感染者数が抑えられているのは、政府や医療関係者、国民が一体となって感染対策に取組んでいる証左であろう。

WHOがパンデミックを宣言し世界中に感染が拡大している中で、最も警戒される国の一つと言われた日本だが、実は感染拡大を未然に防いでいる。

国内情勢しか見ず、対策が手ぬるい、検査が少ない、数字をごまかしているなどと大騒ぎしているメディアも、もう少し視野を広げた報道すべきではないだろうか？いずれ日本の対策が世界から評価される日がくるかもしれない。

現在第3弾が検討されているコロナ対策も、中国やアメリカの対策に比べて金額が少ないから効果的な対策でないと批判するのは早計である。一律に現金を配るというような迎合的な政策ではなく、批判も覚悟で効果をしっかり見極めたメリハリのある対策を講ずるべきだ。