2018年10月29日

モディ首相、日印デジタル交流を推進!

モディ首相がインドの首相として3回目の来日をした。昨晩は安倍首相による異例の別荘でのもてなしとなり、本日、首脳会談後にいくつかの要務をこなして慌ただしくの帰国となる。そのため、モディ首相の演説を聞く機会は、今回は日経新聞とジェトロが共同で主催する講演会、一回のみとなった。以下はモディ演説の要旨である。

モディ首相は日本とインドの関係は特別に大事な関係であると述べ、低コストで成長可能なインドのIT産業は大きな力となるので、インドのソフトと日本のハードが一緒になることで、AI、IoT、3D、ロボティクスなどで一緒に行動し、Industry4.0の実現を目指すとともに、電力モビリティなども魅力があるし、インフラ整備関連でも特に次世代インフラなどでスキル、スピード、スケールを重視した協力を進めていきたいと述べた。さらに、医療、農業、日印の第三国への協力が重要であり、「自由で開かれたインド太平洋戦略」を進め、南アジアやアフリカなどの第三国へのパートナーシップを高めたいとのことだ。
また、デジタル時代の日本とインドは相性が抜群によいので、最適、最高、最強、のパートナーとして、「日本・インドデジタルパートナーシップ」の合意をこの後に行なうとの発表も行なった。日印スタートアップイニシアチブに基づき9月にバンガロールで立ち上げた「日印スタートアップハブ」を基軸に、中小・大企業の連携や人材、研究開発協力、サイバーセキュリティ、海底ケーブル・5Gなどの戦略的プロジェクトなどを進めるとのことだ。

日印間の交流は今後益々活発になるとの確信を得たモディ首相の講演だった!

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