2025年4月1日
新年度を迎えて
今日から新年度である。新しい環境や組織体制でスタートを切る日でもあるが、東京はあいにくの雨模様となり、真冬並みの寒さとなってしまった。
満開の桜も寒さで少し萎んだ感じがするが、経済の世界も、トランプ関税のショックで視界不良となり、日銀短観が4半期ぶりに下落するなど、悪材料が目に付く。
昨日、2025年度予算が成立したが、予算案は衆参両院で修正されるなど、異例の事態が続いている。少数与党ということもあり、国内の政治環境も極めて不安定である。
首相は熟議の国会が実現していると誇るが、世論の声に右往左往し、腰が定まっていないとの印象の方が強く、株価が弱含んでいる原因にもなっている。
日本が置かれている環境を考えれば、やるべきことは山ほどあるが、何から始めるべきかがわからないかのようだ。日本経済の失速という、最悪の事態だけは避けて欲しいと思う。
ミャンマーで起きたM7.7の地震では、各地で甚大な被害が発生した。世界が対立と分断の危機にある中でも、被災地の救済や支援は、国際社会が一致協力して進めるべきだ。
地震大国日本は、自らの経験を活かし、相手の要望を聞き取るだけではなく、必要と思われる支援や作業は、こちらから申し出るくらいの柔軟な対応で進めて欲しいと思う。
生成AIの進化で、様々な用途にAIが活用できるようになった。政策リサーチでは30種類以上のAIを使い、利便性を高める取組みを進めている。システムの今後にも期待いただきたい。
オフィス前のサクラは満開というにはまだ少し早い状況となっている(追記:昨年同様4/8に満開)。
