2017年6月21日

2017年版情報通信白書について

2017年版情報通信白書の概要が明らかになった。特集テーマはデータ主導経済と社会変革となるらしい。
現在、7月下旬の公表へ向け細部を詰めているとのことで資料は公けにできないが、ざっくりと説明すると、第1章でスマートフォン経済の現在と将来、第2章でビッグデータ利活用元年の到来、第3章で第4次産業革命がもたらす変革、第4章で社会的課題解決に役立つICT利活用、第5章で熊本地震とICT利活用、について取り上げるとのことである。
ポイントは、①シェアリングサービスをはじめとした新サービスの日本での利用意向の底上げ、②改正個人情報保護法や官民データ活用基本法の施行でビッグデータ利活用元年に向けた環境整備に対する認識ギャップの低下に向けた企業側の取り組み、③第4次産業革命へ向けたルール整備と人材育成、④人口減少の地方圏の働き方改革や地方創生におけるICT利活用、⑤災害時の新たなICTツールの積極的な活用、などが挙げられている。特に、IoT化と企業改革などが進展した場合、IoT・AIの需要創出ともあいまって2030年の実質GDPを132兆円押し上げ、725兆円になると予想している