2017年9月19日

衆議院の解散総選挙が現実的に…

連休中に突如浮上した衆議院解散のニュース、国連総会で訪米した安倍総理が帰国後に最終判断をするとのことだが、この流れは止まらないと思う。マスコミ報道のように、9月28日召集の臨時国会冒頭解散、10月22日投開票となる可能性が高いのではないか。
任期が残り1年3ヶ月となり、国会審議が停滞した先の通常国会を思うと、与党からすれば絶妙のタイミング、野党からすれば疑惑隠しの解散となるのだろう。2005年の郵政解散以来、衆院選は今までのセオリーが通用しない選挙となった。ネット活動も解禁され無党派の動向はこれまで以上に大きく当落を左右する。
疑惑隠しと言われないためにも与党の説明責任は重要である。野党が再び政権交代の受け皿になるには信頼の回復、若狭氏を中心とする小池新党は準備不足をいかに補うかが課題となる。
与党有利と言われるが選挙は最後の最後までわからない。われわれの投票行為が国政を左右することとなるので国民一人一人の慎重な選択を期待したい。秋の臨時国会で予定していた働き方改革やIR実施法などの審議スケジュールはこれによりタイトになりそうである。本日、日経平均は大きく値を戻し、為替は円安となった。