2017年12月26日

第2次安倍内閣発足から丸5年

安倍内閣は第2次内閣の発足から本日26日で5年目となった。首相の連続在職日数は1827日で歴代4位、第1次内閣時代を合わせると2193日となり、これは歴代首相では、桂太郎(2887日)、佐藤栄作(2799日)、伊藤博文(2721日)、吉田茂(2617日)に次いで5番目の長さである。来年の自民党総裁選で3選されると最大で3567日と憲政史上最長の首相となる。まだ4年近い任期があり今すぐ政権がレイムダックに陥ることもない。麻生副総理、菅官房長官も副総理、官房長官として歴代最長記録を更新中である。
政権が安定しているだけでなく、延べ129の国・地域を訪問、各国首脳との会談を550回以上重ねてきたことで国際社会で安倍首相は各国が一目置く存在となっている。これは外交・安全保障上極めて有益な状態である。海外投資家にとっても政権混乱がないため魅力ある投資先と映るようだ。長期政権による権力構造に異論を唱える識者もいるが、現在日本は極めて優位な立場にいることを理解するべきだ。このタイミングを逃すと国際社会の中で存在感を示せるチャンスを再び得るのは難しい。与党には政治のリーダーシップを正しい方向に導くことを期待したい。