2017年10月26日

日本株の上昇機運は当面続くか…

日経平均が16日連続で上昇し過去最高を記録した。昨日は17営業日ぶりに反落したが、衆院選が与党の圧勝に終わり取りあえずの一服感で利益確定が出た可能性が強い。本日は再び上げており簡単に2万円台を切るような下落基調にはならないだろう。
株価の予想は専門家に任せるが、衆院選での与党圧勝により経済環境が暗転する可能性は少なくなった。中国では習近平総書記の権力基盤が強固なものとなった。日本でも東京オリ・パラまでは安倍首相の続投を予想する声が増えた。両国首脳の政治基盤が安定している今こそ日中関係の改善を図る最良の時ではないか。来月はトランプ大統領が日中韓を含めアジアを歴訪する。今朝の新聞で河野外相が日米豪印の戦略対話を強化すると発言したが、これにより中国を牽制するのではなく中国も含めた多国間での様々な戦略対話を実現し、国際社会の不安定要因に対処するという姿勢を示すことが重要である。日中関係が好転すれば株価もますます上昇するだろう。当面の懸念は北朝鮮問題である。万が一に備えた対策は十分に整えてておく必要がある。