2017年8月28日

文部科学関係概算要求のポイント

文部科学関係の平成30年度概算要求額は5兆8,380億円と29年度当初予算に比べて5,283億円の増となっている。うち文教関係予算が4兆4,265億円(3,308億増)、スポーツ関係予算が401億円(67億増)、文化芸術関係予算が1,252億円(209億増)、科学技術予算が1兆1,353億円(1,732億増)、等である。
文部科学関係予算は、「次なる時代を切り拓く人づくりの推進」、「スポーツ立国の実現」、「社会的・経済的価値を育む文化政策への転換」、「Society5.0の実現に向けた科学技術イノベーションの推進」、を柱としており、「次なる時代を切り拓く人づくりの推進」 、社会生き抜く力の養成として幼児教育の振興や高大接続改革の推進など17項目に、未来への飛躍を実現する人材の養成として国立大学法人の基盤経費の充実や私学振興など11項目に、学びのセーフティネットの構築では幼児教育の無償化に向けた取組みや奨学金等の充実などの8項目に分かれ、絆づくりと活力あるコミュニティの形成とともに概算額を算出している。「科学技術イノベーション」は、AI等 先端研究の抜本的強化や科学技術イノベーション人材の育成、健康医療分野の研究開発など11項目に分かれて概算額を算出してる。