2017年11月7日

懐石料理はつる中、鉄板焼きは銀座うかい亭

トランプ大統領のアジア歴訪第一訪問国日本での日程が終わった。メディアは先週のイヴァンカ来日から本日のトランプ離日まで連日のトランプ報道となった。各種様々な報道がなされたが、総理自らの出迎えなどおもてなしは相当配慮のあるものであったと思う。
日本到着後の最初の食事は安倍首相とのハンバーガー、その後松山英樹を交えてのゴルフ、夕食は鉄板焼きと終始和やかな雰囲気となった。二日目は天皇皇后両陛下との会見や拉致被害者や家族との面会の間を挟んでの首脳会談となった。通商問題での懸念もあったが二国間交渉は議題にあがらなかったようで、安倍首相が唱える「自由で開かれたインド太平洋戦略」にアメリカがコミットするという日本の総理が初めてイニシアティブを取る外交戦略が生まれた。記者会見でトランプ大統領から防衛装備品の購入に関して言及はあったが、拉致問題にも触れ、北朝鮮を非難するとともに拉致問題の解決が北朝鮮との関係改善にもつながるとのメッセージを発しており、日本としては100点に近い会談となったのではないか?インド太平洋戦略戦の今後の推移が注目される。安倍外交は今後2期目となる習近平体制下の中国との関係改善が最重要課題となった。トランプ大統領の中国での発言も注目される。
シンゾー、ドナルドと呼び合い安倍首相をタフネゴシエーターと呼ぶトランプ大統領との蜜月を懸念する識者もいるが、アメリカ大統領と関係を疎遠にするよりはどれほど国益となることか。安倍首相には今後も追従ではなくタフな交渉を望みたい。

イヴァンカ補佐官は、初日に赤坂の老舗料亭「つる中」で懐石料理、翌日は日本の食材を使ったNipponキュイジーヌで有名な「星のや東京ダイニング」で総理夫妻と会食した。
トランプ大統領は、到着早々のハンバーガーに続いて夜は鉄板焼きで有名な「銀座うかい亭」、翌日の迎賓館では、ワーキングランチに大山鶏の照り焼き、夜の晩餐会では佐賀牛のステーキが出たそうだ。