2017年6月1日

大手企業の大卒向け面接選考が解禁、就職活動本番

今年も大学・大学院生の就職活動の面接解禁の時期となりました。以前は8月や4月に面接解禁となった時期もあり就職活動をめぐる動きについては企業も学生も政府方針に振り回される時代が続きましたが、学業専念を優先する安倍内閣の意向を受け昨年からは6月解禁となっております。企業説明会は3月から始まっているため、学生にとってはここ数日が希望の企業に入れるかどうかの勝負の時、企業にとっては良い人材を確保するための正念場となっております。
つい数年前までの「買い手市場」で100社近く面接しながら卒業までに就職が決まらない学生が大勢いた時から考えると、このところの就職戦線は「売り手市場」で学生に有利となっているようですが、昨今は長時間労働の是正など働き方改革が注目され、初任給の引き上げや残業の削減など待遇を改善している企業に人気が集まっているとのこと、人を大切にしている企業かどうかが一つの判断材料との声もあり、就職活動も随分様変わりしたとの感じがします。仕事のやり方やあり方については新しい動きが次々と生まれており、政府の働き方改革の今後の動向についても目が離せません。