2018年2月6日

世界同時株安、これからどうなる?

ニューヨーク株式市場でダウ平均が1177.21ドル(-4.6%)安とリーマン・ショック時の777ドルを抜き過去最大の下げ幅となった。先週末の665.75ドル安と合わせると2000ドル近い下落である。下落率でいうと、1987年ブラックマンデーの-22.6%、2008年リーマンショックの-7.9%などがあるが下げ幅としては過去最大となる。日経平均も一時1600円超の急落、最終的には1071.84(-4.7%)安に落ち着いたが6日連続安である。韓国や中国、シンガポールなどのアジア市場も軒並み3%前後の下落と株安の連鎖が続いている。連られるように仮想通貨も主要通貨が全て20%前後の大暴落となっている。仮想通貨に関しては、ブロックチェーンなどの潜在性の高い技術はあるが、コインチェックのハッキング問題などから世界的に規制見直しの動きがあり価格が力強く上昇する局面は当面ないのではないか。株価に関しては、この下落が上昇基調の調整場面なのか景気の腰折れとなるか、まだ市場に大きな動揺はないようだが明日以降の動きが注目される。