2018年9月20日
自民党総裁選、安倍首相が三選!
平成最後の自民党総裁選挙の開票が行われ、下馬評通り安倍首相の3選となった。2006年の第1次安倍内閣時を含めると実に4選目である。任期を全うすれば自民党総裁としては佐藤栄作を抜き1位、歴代首相としても桂内閣を抜き最長の内閣となる。票差は大差となったが、党員投票では接戦となり石破氏の善戦が目立った。
外交・安全保障や経済政策における安倍内閣の功績は大きいが、十分な説明もないままに強引に進められる国会運営に不安や不信の声が多いのも事実である。3選目となる安倍内閣では、このような声を真摯に受け止めたうえで、時代の変化に対応した政策を大胆かつ果敢に打ち出して欲しい。
首相個人と会えば、安倍首相がどれだけ聞く耳を持ち、柔軟な発想をしているかがわかる。しかし、そのような体験をできる人はそれほど多くはない。首相周辺には安倍首相が細かく口を挟まないことを良いことに、自らの考えを総理の意向とすり替える者も多いようだ。任命権者である首相の責任といえばそれまでだが、反省すべき点は反省し歴代最長の内閣としての自覚と責任を持って、期待と信頼を裏切らない政治を実現してもらいたいものだ。