2018年4月3日
日米中印の国家予算及び国防費について
新年度となったことから、日本の予算を中心に、アメリカ、中国、インドの国家予算を整理・分析してみた。基準にしたデータは、日本は2018年度一般会計、アメリカは2019年度予算案、中国は2017年中央一般公共予算、インドは2018−2019年度予算である。
日本の予算規模を1(97.7兆円)とし各国の予算と比較すると、アメリカは4.8倍(4.4兆USドル)、中国は1.7倍(9.6兆中国元)、インドは0.4倍(24.4兆インドルピー)となる。そのうち国防関係予算は、日本の5.2兆円に対し、 2018年3月31日時点の為替レートを基準にした円換算でみた場合、アメリカは約69兆円、中国は約17兆円、インドは約4.6兆円となる。アメリカの国防費が群を抜いて大きい。また各国の予算全体における割合では、日本5.2%、アメリカ14.1%、中国11.6%、インド10.7%となり、GDP比では、日本0.97%、アメリカ3.8%、中国1.5%、インド2.0%となる。インドは予算規模の割に国防費の割合が高く金額ベースでは日本並みとなる。
各国の分野毎の割合は「政策リサーチ」システムに4月2日アップした『政策レポート』に詳細を記している。