2019年4月1日
新元号は「令和」に決定!
本日、新元号が「令和」と発表された。
出典は日本最古の歌集である『万葉集』、645年の「大化」以来248番目にして初めての国書に由来する元号となる。万葉集の梅の花32首の序文にある「初春令月、気淑風和」から引用しており、美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ、個人個人の夢が実現し大きく花を咲かせるとの意味を込めているとのことである。中国の『文選巻』15に収められた後漢の張衡が詠んだ帰田賦に、「仲春令月、時和氣清」(仲春の令月、時は和し気は清む)とあり、その関連性を指摘する識者もいる。
みらい研で事前に予想した新元号では、『和』は末語に使われる可能性が高い語句の一つと予想したが、『令』は全くの想定外であった。「令和」は、日本人のアイデンティティーも示すことができ、平和にも強いメッセージ性が込められているので、新しい時代にふさわしい素晴らしい元号ではないかと思う。良い時代となることを祈りたい。
改元日は5月1日だが、これからしばらく新元号で話題が持ちきりになることは間違いない。政策リサーチのトレンド解析システムの辞書にも「令和」を登録したが、すでに多くのTweetが寄せられている。「令和」の話題性も注目だ!