2017年10月31日
平成30年度予算編成へ向けた動きが加速
年末まで残り2ヶ月となった。衆院選も終わり与党が圧勝したことから、与党の選挙公約をベースに平成30年度予算の編成作業へ向けた動きが注目される。11月1日の特別国会召集で発足する第4次安倍内閣は全員が再任とのこと、自民党内の人事も大きな変更はないため予算編成へ向けた動きは一気に加速するものと思う。すでに経済財政諮問会議を始めとする多くの政府関係の会議が矢継ぎ早に開催されている。
特別国会はトランプ大統領の来日やAPECなどの外交日程もあり、首班指名や議長選出がメインとなり会期は短いようだ。短い会期に批判もあるが、民進党分裂の傷跡は癒えず、相変わらずの揚げ足取りの国会審議に終始するのであれば、国会より前に野党体制の立て直しを図るのが急務であろう。いずれがっぷり四つの国会審議を期待する。
神戸製鋼の検査データ改ざんや自動車メーカーの無資格検査など、日本製品の信頼を根本から崩しかねない不祥事が続出している。隣国中国では習近平が2049年へ向けた長期戦略を打ち出した。すでに一部では日本を超える技術や分野も出ている、うかうかはしていられない。